衆議院選挙・落選報告演説會


 最悪の結果です。
 NHKの開票速報。初っぱなから「自公300議席」という衝撃の報道でした。
 開票が進むにつれ明らかになる自民圧勝、民主惨敗……。既に執筆時点で自民単独過半数を決めています。特に、前回民主が優位であった大都市部で地滑り的大勝となる見込みです。
 4年前の参院選では、まだ理解できました。小泉政権ができてまもなく、わたしも個人的には小泉氏は嫌いじゃなかった。
 しかし、今はどうか。一枚看板の郵政民営化は元より、イラク派兵・人質への無情な攻撃・各種控除の削減による実質増税&大企業減税・そして手を変え品を買え、改憲案でも性懲りも無く出された表現規制や盗聴法強化等々。どう考えても、歴史的惨敗に追い込まなければならないはずでした。
 しかし、選挙で自民党が1986年以来という記録的大勝利を飾りつつあるのは事実です。小泉総裁はもちろん、与謝野馨氏、安倍晋三氏、杉浦正健氏、神崎武法氏……自民・公明の盗聴法成立立役者は続々当選を決めています。民主党でも、小沢一郎氏や西村眞悟氏らは議席を守りそうです。八代英太氏は落選しましたが、郵政民営化の造反で離党に追い込まれたからであり、公明党の太田昭宏氏ががっちり当選を決めたのですから喜べません。
 小泉政権の数々の行為の結果、与党圧勝というのが国民の選択でした。これは「厳粛に受け止めなければならない」(武部勤氏の発言)。国民は、小泉政権を信任したのです。それは、これまでの小泉政権の行為への信任であると同時に、これから行うであろうことも認めたことを意味します。
 与党について言いたいことはまだいくらでもあります。野党、そして私たちの力不足についても、痛切に反省しなければなりません。それについてはたっぷり掘り下げなければならない。けれども、今度という今度はもう疲れました…。
 しかし、今日だけは言いましょう。自由民主党・公明党の皆様、小泉純一郎様、おめでとう。

管理人 K・MURASAME       

9月11日 23時39分       


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