更新情報(2007年9・10月分、上から新しい順です)


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*「我流のすき焼き鍋」の更新情報は、
http://sukiyakinabe.sakura.ne.jp/renewal.htm
を御覧下さい。

2007/10/10 まず、手短に更新情報です。
 「リンク・盗聴法賛成派(1,官公庁・政党・政治団体)」からリンクしている、
内閣総理大臣 安倍晋三」(安倍晋三氏、衆議院・自民)が、首相辞任に伴い「衆議院議員 安倍晋三(しんぞう) 公式サイト」と改題したため、表題と紹介文を加筆修正しました。
 病気はしっかり養生して下さい。しかし、やはり首相になった事自体が間違っていたのです。
 なお、新たに首相となった、福田康夫氏のサイトは繋がらなかったので、リンク追加は見送りました。後日繋ぎ直してみます。
 「リンク−政治」からリンクしている、
「五十嵐仁の転成仁語」(五十嵐仁氏)が
http://sp.mt.tama.hosei.ac.jp/users/igajin/home2.htmから
http://blog.so-net.ne.jp/igajin/に移転していたので、リンクを修正しました。

 さて。しばらく放っている間に、自民党の新総裁として福田康夫氏が選出され、国会の首班指名で正式に内閣総理大臣に指名されました。
 自民党の総裁選は、始まったばかりの臨時国会そっちのけなのに、日頃の「国会を麻痺させた」という野党への常套句が、この時ばかりは鳴りを潜めました。このインチキさを、よ〜く覚えて置きましょう。自民党総裁選の前には「国会なんてどうでもいい」と言ったバカは誰だ。あなただよ、そこの伊藤惇夫! こういう、政策よりも政局(政治情勢の意味ですが、ぶっちゃけ与党内の権力闘争)好きの、自民党=政治と思い込む人々が「政治」評論家でございと名乗れる事が、間違っていると思います。

 それはそれとしまして。福田氏は、安倍氏のような無茶苦茶はしないでしょう。
 しかし、それは露骨さが無くなったというだけで、政策自体の転換は期待出来ません。
 最近はイラク侵略反対を何度も書いているので、盗聴法反対なのか反戦なのかと訝しむ向きもあるかも知れません。もちろん、私にとってはどちらも重要であると同時に、盗聴法、その他の言論統制やプライバシー侵害については、他の問題を差し置いてでも対処しなければならないと考えているわけですが…。
 駐アフガン米軍、実態としてイラク侵略と一体の「有志連合」への給油も、もちろん盗聴法も福田政権の政策は、基本的にはそのままです。
 ですから、盗聴法廃止のためには、引き続き政権交代を目指すのが当サイトの姿勢になります。

 長井健司記者が殺された、ビルマ(ミャンマー)軍事政権による民主化運動の弾圧。
 軍事政権の暴挙に改めて抗議すると共に、長井氏を始めとする犠牲者への冥福を祈ります。
 そこで気になったのが、マスメディアは「軍事政権」「軍事独裁政権」と報じても、その頭が誰なのかなかなか報じられなかった事です。
 いや、改めて検索した結果、ちゃんと名前は出ていましたが、同じ独裁者でも、北朝鮮の金正日氏のように突出した扱いを受けていません。「顔」が見えないのです。
 このタン=シュエ(Than Shwe)国家平和発展評議会議長・上級大将という人物は、金正日氏の2年前、1992年から軍事政権のトップとして権力を握り続けています(Wikipediaの項目)。2005年、星占いに凝ってヤンゴンからネピドーへの遷都を強行したといわれるあたりからも、暴君の典型的な性向が見えるようです。
 いかな悪逆な政権とはいえ、外国が武力で打倒する行為は侵略ですから支持出来ません。しかし、その悪逆は終わらせなければなりません。
 自称ミャンマー軍事政権による、殺された人々は100人とも、200人ともいわれています。他人が殺されるのを、座して見ているのは内政不干渉というきれい事では済まないでしょう。別に兵を出すとか、経済制裁を始めろというのではなく、「2007年09月29日 「内政干渉」はありえない」(レイランダー氏)に指摘されているように、まず国連が大至急監視団を派遣するのも一つの手です。
 「チェチェン総合情報」サイトによる、ビルマ(ミャンマー)大使館への抗議のテンプレート(PDF)を見付けましたので、紹介します。
 この1月、自称ミャンマー軍事政権に対するアウン=サン=スーチー氏を始めとする全ての政治犯の即時釈放を求める非難決議が国連安保理に提出されましたが、中国・ロシアの拒否権で葬られました。
 近年の拒否権発動はアメリカによるものが多く、しかもほとんどがイスラエルのパレスチナ侵略を守護する目的で発動されたものでした(ビルマの事件の間にも、イスラエルのオルメルト政権は、気ままにパレスチナ人を殺し続けている。ビー氏「2007.09.30 数時間で11人が殺されたとき」参照)。非常に腹立たしかったのですが、どこが発動しようと拒否権の迷惑さは同じです。全く皮肉な事に、自称ミャンマーへの決議案を出した側なのが、イギリス、そしてアメリカでした(フランスが米英のイラク侵略に拒否権を発動しようとした際は、仕方がないとも考えましたが…。ちなみに、この時は賛成少数の見通しで拒否権を発動する必要が無くなったため、米英は国連安保理に諮らないまま、文字通りイラクを侵略。そして、日本は米英を全面支持しました)。
 タン=シュエ氏は近く引退するという話もありますが、軍事政権の頭目達が何者で、何をやらかしているのかについても、しっかりと注目したいです。

2007/9/12 安倍晋三氏が内閣総理大臣辞職を表明!(首相官邸「安倍内閣総理大臣記者会見 総理の動き[ビデオ版] 平成19年9月12日」)
 取り敢えず報せを見ての覚え書き。
 当然の辞職とはいえ、任期満了まで居座る気だろうと思っていたので、その点では意外でした。しかし、遅過ぎる決断でした。
 なおかつ、参院選での敗北ではなく、アフガン派兵継続が出来ない事を辞任の理由にするとは、最後まで国民ではなく、米国の威光に目を向けたもので不愉快です。
 ともあれ、お疲れ様でした。

2007/9/11 米大規模テロ事件より、はや6年。犠牲者の皆様の冥福を改めて祈ると共に、時の流れの速さを痛感します。あの時から「反テロ」の名の下に、どれだけの新たな犠牲者を生み出してしまったのか…。

 更新情報です。
 「リンク・Sa・Gaシリーズ」に、以下のサイトへのリンクを追加しました。
SSF2008」(新納ゆうま氏)
 リンクしていた、以下のサイトの閉鎖により、リンクを削除しました。お疲れ様でした。
SaGaChat」(たかはた氏)

2007/9/7 遅くなりましたが、こちらでも。「コミックマーケット72」で『盗聴法について考える』冊子版をお買い上げ頂いた皆様、ありがとうございました。

 では、更新情報です。
 8月11日付本欄で、イラク特措法とテロ特措法を混同した部分があったのを訂正しました。

 「リンク・Sa・Gaシリーズ」からリンクしている、以下のサイトのリンクを修正、一部は紹介文も変更しました。
漂泊のリージョン」(aria[Marine]氏)*バナー撤去
ぶ〜ぶ〜めも」(ぶーみん氏)

 以下のサイトの紹介文などを加筆修正しました。
クリオネの館」(玻都もあ[はと もあ]氏)
ぷらある」(横田要氏)*同日再修正済み
Cro×2」(黒済クラウン氏)
サガフロンティア10周年記念イベント「開発10部」」(N★氏)*バナーも更新
 「開発10部」は、サークル参加の締切が8月31日から9月10日に延長されました。参加希望の方はお急ぎ下さい。
 また、紹介文中『ボーボボボ・ボーボボ』とあるのは『ボボボーボ・ボーボボ』です。お詫びして訂正します。

 「リンク・議会と選挙」からリンクしている
 「しょむ系政治勢力研究会」(水野松太朗[みずの まつたろう]氏)
 の管理人名義を、現在の物に修正しました。

 さて。ちょっと気になる記事について(追記:元記事は削除されましたが、一般論としてこの部分残して置きます)。
 何度も書いていますが、私は小澤一郎という人物を好きではありません。政策的にも、落選させるべきと何度も書いています。しかしこれは頂けません。
 そもそも。政党・政治団体についてのマスコミ報道は、自民党ばかり報じて、他党については報道自体が極端に少ない。嘘と思うなら、ちょっと新聞の縮刷版をめくってみて下さい。なのに、自民ばかり叩かれると不満を口にする方は少なくないという不条理。
 たとえば自民党が自治労は批判しても、大企業の偽装請負などは庇い、労働者の結社の自由を脅かそうとするのは何故なのか。味方に甘く敵に辛い、私欲そのものの振る舞いだからではありませんか?
 最近は参院選で勝ったために民主党の扱いも増えていますが、今までマスコミがどれだけ自民ばかり優遇して、他党を小さく扱って来たか。
 もちろん、マスコミは売れれば小政党でも取り上げるのですから、黙殺された党派の側としても、マスコミ叩きばかりでは能が無いでしょう。
 しかし、自民支持者の方は、自民への批判記事に不愉快な思いを抱く前に、参院選に候補を立てた15の政党・政治団体で、自民以外の14党。百歩譲って、自公と民主を除いた12党派や、選挙に出ていない党派を含めて、今までにマスコミの扱いにどれだけ不愉快な思いをして来たか考えてみて下さい。そもそも、自治労批判もマスコミが記事にしたからこうして目にする事が出来るのです。
 参議院選挙で、自民と民主以外に、何という党が候補を立てたか、いくつ名前を思い出せるでしょうか? 国会議員不在の党派にまで気を掛ける事は、当の候補者陣営でさえ、なかなか出来ません。それくらい、政党間のマスコミ情報格差は凄まじいのです。
 と、「しょむ(諸派・無所属)系」好きの水野氏との会話を思い出しながら考えます。

 また、テロ特措法とイラク特措法。確かに別物ですが、実態としてはテロ特措法もイラク戦争のために使われています。
 8月31日の『朝まで生テレビ』で江田憲司代議士(無所属)が指摘していましたが、テロ特措法に基づいて派兵された自衛隊の補給艦は、米英軍に対しては、またそちらの補給艦に燃料を移し替え、実質的にイラク戦争のために使われていた。米国第5艦隊のサイトによれば、8,862万9,675ガロン(約30万キロリットル。日本の給油した38万キロリットルの8割近く)を「イラクの自由作戦」、つまりイラク侵略戦争のために使われたというのです(「Operation Iraqi Freedom」、現在閲覧出来ず)。
 ただ、江田氏も指摘している、イラク空襲の拠点となった空母「キティホーク」への給油については、2003年当時に日本でも記事になっています(停戦委員会「イラク攻撃空母・キティホーク給油からみえること
―望まないのに参戦させられる私たち―
」に当時の記事があります)。
 にもかかわらず、当時問題にされる事無く終わってしまったのは、一つには野党、特に民主党に本気で追及する意思に欠けていた事、大手マスコミにもその意思がなかった事。そして、小泉政権の逃げが、安倍氏に比べて巧かった事が大きな理由ではないでしょうか。
 通り一遍の記事にはなっても、きちんと追及しなければ、どれほどあくどい事をしても「何も起こりはしなかった」事にされてしまうのです。
 そして、今回イラクやアフガンの実態が見直されているのは、保守系の小澤氏や江田氏が取り上げたために、革新系の人が取り上げても黙殺するマスコミが、無視出来なくなっている側面もあります。そうした意味で、今回の江田氏の功績は大きいです。逆に言えば、社会的偏見や名声によって、いかに重大な事件であっても簡単に無視されてしまう現状にはやりきれなさをいつも感じます。
 理由はどうあれ、好機です。今度こそ、イラク侵略から手を退くべきです。



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