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2007/11/23 気がつけばもうすぐ師走…。まずは、更新情報です。
「盗聴法シリーズ」の14回、21回を更新しました。
藤波孝生氏と江藤隆美氏の死去に伴うものです。
藤波氏については、悪い人では無かったのでしょうが……中曾根親分の防波堤として、口に出さないまま墓場まで持って行ってしまったのかな、とふと思いました。謹んで哀悼の意を表します。
さて。最近民主党の小澤氏について結構評価して来ましたが、自民との大連立は論外です。
しばらくこちらの更新が止まっていたのは、ゲームにかかり切りだったせいもありますが、大連立は駄目として、めまぐるしく動く情勢にどう判断すればいいのか困ったからです。
小澤氏の政策に対する評価は「盗聴法について考える」でもここでも何度も書いたので繰り返しません。しかし別の次元で、地方選挙での自公との相乗りを抑制したり、共産党を含めた共闘を模索した事は評価しています。
しかし、小澤氏には共産の「き」と聞いただけで拒否反応を示すようなしがらみが無い代わり、与党と手を結ぶ事にも抵抗が無かったようです。
まだ懲りないのですか。
この人、新進党時代は「保保連合」、自由党時代は「自自公連立政権」に動き、特に後者は盗聴法成立の元凶というべき存在ですが、どちらも自民に利用されたあげく捨てられています。
ただ、「幻の安保政策大転換を惜しむ 小沢辞任騒動を受けて」(神保哲生・宮台真司両氏の討論)では、これまで自民が頑として転換を認めなかった、安全保障、軍事政策について転換を認めさせ、自衛隊派兵に歯止めを掛けた内容だった事などを評価しています。
確かに、自民党が約束を反故にしようと、約束をしたという事実は残りますし、小澤氏としては政策実現の可能性に賭けたのかも知れません。
しかし、ここでは有権者がどこまでも置き去りにされています。
自公との大連立をするために民主党の候補に票を入れたのではありません。大連立は、讀賣新聞というより渡邉恒雄氏と日本経済新聞の勝手な願望に過ぎず、「自民でなければ政権担当能力がない」という、これまた勝手な決めつけに過ぎません。
連立を組むなら、即刻解散して連立を公約に総選挙を行う、これしかありません。
私としては、盗聴法が廃止され、改憲を含む言論統制の動きに歯止めが掛けられるなら、そしてそれが実行されるならば、大連立を公約とする候補者に投票するかも知れません。そうで無ければ、大便召し上がれです。
とは言え、不幸中の幸いは、讀賣のユスリ新聞ぶりがあまりにも露骨であった事です。讀賣が突出しすぎたお陰で、かえって自滅した感があります。
しかし、未だ大連立に未練を見せている小澤氏は、やはり辞めるべきです。
それから、18日投開票の大阪市長選で、民主・国新推薦の平松邦夫氏が初当選しました。現職の關淳一氏はホームレスなどから公民権を奪ったとんでもない男であり、彼が落選して本当によかった。まずは、おめでとうございます。