更新情報(2004年3・4月分、上から新しい順です)


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*「我流のすき焼き鍋」の更新情報は、
http://pro.tok2.com/~sukiyaki/renewal.htm
を御覧下さい。

2004/4/16 人質3人が、ようやく解放されました(『毎日新聞』「イラク人質:日本人3人を解放 アルジャジーラに元気な姿」)。まずは、3人とも無事で何よりでした。しかし、新たに邦人2名が拘束されたとの報道もあり、現在二人は行方不明です(『毎日新聞』「イラク人質:不明の2人、同宿で知り合い共同生活」)。
 人質には外務省の退避勧告(イラクに対する渡航情報(危険情報))が出ている危険なイラクに行った方が悪いという「自己責任」を強調する一方、ブッシュ大統領を援護射撃する目的で「大統領が指摘するように、イラクの大半は安定している」と主張する無責任な新聞もあります(『産經新聞』4月15日号「主張」)。解放された人質の一人にフリーのカメラマンがいましたが、大手マスコミは自らは最前線に赴かず(または赴けず)、危険地帯の情報はこのようなフリーの記者か外国の報道機関から記事を買っているのが現状です。メディアの言う「自己責任」は、実は自分の責任逃れの面もあるのです。
 また、ボランティアは当事者の信頼を得る必要があり、危険だからといって中断するのは難しい面があります。何しろ住民は危険だからといってたやすく逃げられるわけではないのですから。この辺は本当に難しい所ですが…。
 米軍を中心とした「有志連合」軍、そして自衛隊の存在をどう評価するかで、誘拐事件への評価も全く変わってくるのですが、今はともかく事件の解決が先決です。

2004/4/15 人質事件は11日未明に一度「解放」されると報じられましたが、その後アルジャジーラの誤報だったという報道があるなど混乱があり、結局解放はまだ実現されていません。
 恥知らず共が大暴れしています。相変わらずの「自作自演」説の他、人質となった被害者への嫌がらせが殺到していると報じられていますが、彼等が錦の御旗にするのが「国策に逆らうな」です。なんですかこれは。国家を理由にすれば何をやっても良いという思想でしょうが(家族への嫌がらせを「良識ある民意」とほざく書き込みが2chイラク情勢板にあった)、そもそも公務員というのは公の僕(しもべ)であり、彼等の行動が間違いと思うならむしろ積極的に批判することこそ国民の権利及び義務といえます。
 ところが、彼等は国家主義を持ち出して、右往左往する小泉政権には何も言わず、ただひたすら被害者を迫害するのです。
 たとえば「産經抄」(『産經新聞』4月14日号)の主張はこうです。

 ▼してみると、これらの声明文には何らかの形で日本人がかかわっているのだろうか。池内恵・国際日本文化研究センター助教授は、犯人グループに塩を送っているのは実はいま国内で起きている日本政府批判のデモだと指摘する(十三日付、日経)。
 ▼「イラクで拉致事件に巻き込まれた国の中で、犯行グループでなく自国の政府を批判する家族や団体が際立つ国は日本だけ」。それがさらなる交渉条件を上乗せできるという誤解を拉致の犯人に与えているというのである。世界で最も反日的なのは一部の日本人だという見方がここでも成立している。
(全文はhttp://www.sankei.co.jp/news/040414/morning/column.htm

 政府に異を唱えることは絶対悪であるという前提があることがお判り頂けると思います。
 彼等は言う、「迷惑を掛けた」政府に頭を下げろと言う。そう、政府が間違ったと、いや、あるいは間違っているのではといささかの疑問を差し挟むことすら許そうとしない。たとえば、自民党の安倍幹事長が11日、一時解放声明が報じられた時点で「要求を受け入れれば、『日本を脅せばいい』とテロリストが考えるようになると判断し、自衛隊を撤退させないと決断した。この決断で、テロリストは3人を釈放するという判断をした」(広島県呉市での演説)と言ったのは問題ではないのでしょうか。解放が実現していない時点で、この種の発言が先方の耳に入った可能性は捨てきれないのです。
 彼等はそうした疑問を全て敵視し、家族を脅迫して口封じを迫り、実際にその目的を半ば達してしまったのです。もはやテロリストと言うしかないでしょう。

 テロリストというと、とかく「アメリカに刃向かった悪い奴」あるいは北朝鮮の日本人拉致が連想されますが、今例に挙げた二つだけを見ても、国家かそれ以外の組織、あるいは個人かということは関係ありません。テロとは恐怖のことであり、武力や暗殺などの暴力で政治的目的を達成する思想をテロリズム(恐怖主義)というからです。(なお、自衛隊派兵賛成派の西村眞悟代議士の立場で解釈すると、こうなる[4/14付け参照]。確かに西村氏の元にイラク派兵撤退を求めるメールが殺到したというのは嘘ではないだろうが、「この運動家達にとっては、人命は政治目的を達成するための道具であって、はじめからどうでもよいのである。」というのはむしろ小泉政権や被害者への嫌がらせを行う側に向けられるべき台詞だろう。さらに余談、「日本の国民は、我々の味方であるが、日本の政府は帝国主義であり敵である」という台詞は、別に中国共産党の専売特許ではない。ブッシュ大統領はイラク侵略開始の演説でイラク人に対し、「仮に米国が軍事行動を開始しなければならないとしても、標的はあなたたちではなくイラクを支配する無法者たちである。」ブッシュ大統領、サダム・フセインに対し、48時間以内の国外退去を通告)といっている。もっとも、ブッシュ氏のこの台詞は大嘘だが)
 また、政府による「国民保護」が、いかに当てにならないか、今回の件で痛いほど示されたと思います。所詮、政府の力は限られており、また自分に都合のいい相手しか助ける気はないという空気になりやすいのが「国民保護」の実態です。少なくとも、そう思っている方が大勢いるのは残念ながら事実なのです。

 ちなみに、『週刊新潮』が今日発売の4月22日号で被害者叩きの特集をしています。
 『週刊新潮』が時に政治家や創価学会批判などの特集を組む一方、被害者、弱者叩きが大好きな雑誌なのは有名な話です。批判されても止めないのは、この記事を確実に楽しみにしている読者がいるからです。しかし、今までと違うのは、今回の嫌がらせの広がりは史上空前ではないでしょうか。
 元々同誌の叩き記事を支持する土壌が、ネットで大きく花開いたということでしょうか。
 鬱です。あまりにも。
 あとは「イラク日本人人質事件について」に記事へのリンクなどをちょっと追加しました。ファルージャでの米軍の行為についても関連リンクがあります。

2004/4/11 イラクの邦人人質事件ですが、2ch当該スレッド(この他にも多数)Yahoo!掲示板の当該スレッドを見ると酷いことになっています。
 とりあえず、思う所を「最近の出来事」の「イラク日本人人質事件について」に書きました。
 気が滅入ります。それでも、他人を殺す者となってはいけない………。

2004/4/10 ついにイラクで邦人が人質に取られる事態が発生してしまいました。犯人は日本人ボランティアやフリーの記者等3人を人質に取り、自衛隊の「3日以内(犯行は9日なので、後2日しかない)」の撤兵を要求したと報道されています。
 私の立場ははっきりしています。自衛隊は、今からでも遅くないから即時撤兵すべきです。これは「テロに屈する」ということではありません。イラク派兵は、元から理のない侵略戦争だからです。そして、そのことが、今回の「戦士旅団」と名乗る犯行グループにも侵略軍へのレジスタンス(抵抗勢力)としての、大義名分を与えてしまっています。
 「テロに屈しない」と称して人質を見殺しにして、逆に自衛隊のさらなる派兵、さらなる武装強化に走る可能性もありますが、それは互いに犠牲者を増やすだけの最悪の道です。
 それにしても、ここのところの事態の急展開には……………。

 では、更新情報です。
 「リンク・Sa・Gaシリーズ(ゲームボーイ版中心)」からリンクしている
サガオンリー◆サガ特盛」(サガ愛護委員会)の紹介文を加筆修正し、バナーを差し替えました。
 残念ながら私は参加出来ませんでしたが、同委員会の主催するSa・Gaイベントは4月4日に無事、開催されたとの事です。このサイトはイベント専用なので、現在は役目を終えた事になりますが、事後連絡も行っているので、しばらくの間(少なくとも4月中)リンクを残します。
 また、一部「我流のすき焼き鍋」の更新情報が混じっていたので、削除しました。

2004/4/7 「盗聴法シリーズ」「第2回」「第5回」「第15回」「第16回」「第17回」「第18回」「第21回」を加筆修正しました。
 第21回人物索引の実在人物収録人数は、1398名となりました。
 「リンク・盗聴法賛成派(1,官公庁・政党・政治団体)」に、以下のページへのリンクを追加しました。
自由民主党幹事長 あべ晋三」(安倍晋三氏)
 また、META NAME="description"の紹介文にある政党名を最新版に修正しました。さらに、リンクしている
衆議院議員 大島理森」(大島理森氏)
がNetscape4.78で見られない状態が解除されていたので、その事を書いた紹介文を削除しました。
 「リンク・盗聴法反対派(2,マスコミ)」からリンクしている
毎日新聞」がニュースサイトをマイクロソフト社と共同の
MSN-Mainichi INTERACTIVE
に移転したため、リンクを修正し、紹介文を追加しました。しかし、紹介文にも書きましたが、毎日新聞社サイトはかなり古い記事を保存してくれていたので、新サイト移行でその大半が消されたのは非常に痛いです。編集権は毎日新聞社が引き続き持つとの事ですが、パソコン業界で巨大な存在であるマイクロソフト社との提携は、特にコンピュータ関連記事に悪影響を及ぼす危険性が高いと思います。
 また、同じくリンクしている
噂の眞相」誌の休刊などについて、紹介文を追加しました。

2004/3/30 「リンク・盗聴法反対派(3,その他)」からリンクしている
「北の系2003」(キタノ氏)が表題を
北の系2004」と改めていたので修正しました。
 また、リンクしている
Oka's Photo Gallery」(岡友幸氏)
ようこそアルバニア語の世界へ> 」(井浦伊知郎氏)は、先方からの相互リンクが外されたため、相互リンクを表す印を削除しました。
 「リンク・Sa・Gaシリーズ(ゲームボーイ版中心)」からリンクしている
Terrible Shout!」(ネラパ氏)
のバナーを追加しました。
 また、アドレスのみ残していた
「TSU・GI・HA・GI_魔界塔士サ・ガ」(ke-to氏)
http://ke-to.arsystem.net/saga/
が完全に閉鎖され、移転先が見つからなかったため、アドレスを削除しました。

 少しの間に世界の事態が随分動きました。日本、パレスチナ、イスラエル、台湾、韓国、スペイン、イラク………。言いたい事が溜まっていますが、まずは地道な更新、です。(とりあえず、イスラエルの行ったパレスチナの過激派であるハマスの精神的指導者・ヤシン師暗殺を小泉政権は非難しました。イスラエルのパレスチナ侵略により明確な批判をすべきとは思いますが、今回は多少なりとも評価出来ます)
 最近はSa・Gaサイトの更新が中心なので、一段落ついたらこちらの更新に力を入れたいです。

2004/3/17 「リンク・Sa・Gaシリーズ(ゲームボーイ版中心)」に、以下のページへのリンクを追加しました。
サガのロジック」(いーた氏)

2004/3/16 「リンク・コンピュータゲーム一般」の場所を
〜798_5_game.htmから
〜798_5_computer_game.htmに変更しました。
 「リンク・Sa・Gaシリーズ(ゲームボーイ版中心)」からリンクしている
Wizard's Age」(A+Kazashi氏)
へのリンク元を
リンク・コンピュータゲーム一般」に変更しました。Sa・Ga関連の内容がほぼ全削除された事によるものです。残念です。

2004/3/16 「リンク・Sa・Gaシリーズ(ゲームボーイ版中心)」からリンクしている
サガオンリー◆サガ特盛」(サガ愛護委員会)の紹介文を加筆修正しました。サークル参加の締め切りが過ぎたためです。
Pledge of BAHAMUT」(XB-LIM氏)内の
Pledge of BAHAMUT 第二研究室」のアドレスが
http://xb_lim.tripod.co.jp/から
http://xb_lim.at.infoseek.co.jp/に変わっていたので、リンクを修正しました。ただし、一部環境では
http://members.at.infoseek.co.jp/xb_lim/としないと閲覧出来ない場合があります。
 なお、Operaブラウザの試験運用始めました。Operaで閲覧しますと書体の大きさがおかしくなるので、いずれタグを修正します。

2004/3/12 「盗聴法シリーズ」「第17回」「第18回」を加筆修正しました。
 サイト名変更などの修正です。また、『噂の眞相』休刊についても加筆しました。

 月刊『噂の眞相』は10日発売の4月号を最後に休刊されました。私が盗聴法案反対するきっかけになった一つであり、盗聴法成立前後の記事は非常にお世話になりました。各分野の醜聞や内部告発などを詰め込んだスキャンダル雑誌であり、いかにも怪しげな、いかがわしい雰囲気をわざとらしく漂わせていました。それがまたこの雑誌の魅力であり、強みでもありました。ただ、最近は盗聴法成立のころの勢いが無く、以前ほどは記事が面白くないと思っていました。それでも、得難い雑誌と思っています。
 稲垣武氏は『朝日新聞』が『噂の眞相』の報じた則定衛氏(当時、東京高検検事長)の醜聞を引用したことについて「裏付けのない噂を無責任に垂れ流すブラック・ジャーナリズム雑誌」(『正論』1999年8月号188頁。『「悪魔祓い」のミレニアム』収録。なお、この記事はもっとも悪質な盗聴法賛成記事の一つでもある。詳細は「盗聴法について考える」「第2回」「第5回」参照。)と裏付けもなく無責任に決めつけていましたが、そこらのユスリ記者と一緒にしてもらっては困るのです。則定氏が冤罪であるというならそう書けばいいのに、『噂の眞相』のイメージダウンを図っただけ(もっとも「噂の眞相ごときの記事を使う朝日新聞は怪しからん」というのが稲垣氏の狙いでしょうが)。黒い操觚者(≒ユスリ記者)とはあなたのような人を言うのだよ、稲垣武さん!
 とはいえ、雑誌の「休刊」は、事実上の廃刊がほとんどですが、『噂の眞相』はわざとらしく復刊をちらつかせています。宮武外骨が『滑稽新聞』(月二回刊)を「自殺」させた後、すぐ『大阪滑稽新聞』と改題したような事はないでしょうが、とりあえず
「ありがとう!噂の眞相!
君の勇姿は、永遠に忘れない!(うちょ)」と申し上げて置きます。



 さて。今年の夏で盗聴法成立から5年を迎えます。すでにサイバー犯罪条約などを名分に盗聴法強化の動きが進んでいますが、去年の後半から新聞各紙が治安を特集し、平成15年度版『警察白書』でも組織犯罪対策を特集するなど、動きは風雲急を告げて来ました。まだ報道は散発的で、全体像は見えづらいのですが、法制定する側の動きは明らかに「次」を見ています。参議院選挙が与党勝利に終われば、遅くとも来年にはより強力な法案として具体化して来るでしょう。
 しかし、盗聴法の強化で本当に治安が良くなるのか、いや、人間への監視で強引に抑え込むやり方で、一時的にうまくいったとしてもその後はどうなるのか。
 盗聴法の既成事実化を、私は許しません。

2004/3/8 「過去の更新情報一覧」を新たに追加しました。

2004/3/7 「リンク・盗聴法賛成派(1,官公庁・政党・政治団体)」に、以下のページへのリンクを追加しました。
国家公安委員会
 「リンク・盗聴法反対派(3,その他)」からリンクしている
みちのくmikkoのホームページ」(mikko氏)盗聴法ページのアドレスが
http://www.inetshonai.or.jp/~mikko/tochoho_hantai.htmから
http://mikko.homeip.net/michinoku/tochoho_hantai.htmに変わっていたのでリンクを修正し、一面へのリンクを追加しました。
 リンクしていた
BigBrotherJapan 2003
が閉鎖されていたので、リンクを削除しました。
2004/3/3 「リンク・盗聴法賛成派(1,官公庁・政党・政治団体)」からリンクしている
郵政事業庁」が
日本郵政公社」に変わり、アドレスも
http://www.yusei.go.jp/から
http://www.japanpost.jp/に移転していたのでリンクを修正し、「総務省」とまとめて紹介していたのを独立させました。
REIKO OHMORI WEB」(大森礼子氏)
の紹介文を追加し、バナーを貼りました。
 「盗聴法シリーズ」「第15回」を加筆修正しました。



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