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http://sukiyakinabe.sakura.ne.jp/renewal.htm
を御覧下さい。

2009/10/9 さて、鳩山由紀夫内閣(12/4誤字訂正)も発足し、いつまでも浮かれてはいられないので、いつもの表紙に戻りました。あとは、黒表紙で無くなった時、このサイトの使命は終わります。ですが…。

 ええ、やってくれましたよこのお方が。
 中井洽(なかい ひろし)国家公安委員会委員長兼拉致問題担当大臣。(『日テレニュース』「おとり捜査など導入検討へ〜国家公安委員長 < 2009年9月21日 18:43 >」、『日本経済新聞』「取り調べ「可視化」に調査費 公安委員長、概算要求指示」)

(Q通信傍受の拡大は?)それは、やり方として一つありますが、党内的に議論が十分できていません」とし、全面可視化の時期については「4年以内に実現したい」と述べた。(日テレニュースより)

 法務大臣が、問題はあるとはいえ盗聴法反対派の千葉景子氏になりましたが、名目上とはいえ警察庁の上に立つ、国家公安委員長がこのような発言をした事は重大です。
 弊サイトの立場からは、何のために政権交代したのか、という事になってしまいます。

 中井氏もそうですが、民社党出身の人や、民社協会員は、どうにも碌なイメージがありません。
 私は以下に紹介するサイトには同意出来ない部分が多いのですが(たとえば北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の核武装をあからさまに肯定し、反核運動を非難している部分(「唯一の被爆国」は北朝鮮の核実験を非難できるかのその1やその5など)や、何より日本人全体を冷笑し、小馬鹿にしている内容)、しかし中井氏が大臣を拝命した意味の重さと脅威の程は、同意せざるを得ません(吉沢樹氏「中井洽とは誰か――新政権人事に見る朝鮮人への弾圧強化政策」)。吉沢氏より遙かに自公と民社国の差異と、政権交代の意義を評価してもなお、です。
 内には盗聴法やおとり捜査などの強化を、外には北朝鮮への制裁や、場合によっては侵略でもって強行突破を図ろうとする危険性は十分あります。中井氏の発言ではありませんが、イラク侵略の前、『諸君!』2003年1月号で、佐藤勝巳氏が「イラクの次は、北朝鮮」と嬉しそうに語っていた事は忘れられません。打倒北朝鮮のために、イラク人には死んで貰おうという、おぞましい発言でした。

 もちろん、政権交代にあまり冷笑的になりたくはないです。しかし、いけないことはいけないとはっきり意見し、民主党政権が盗聴法強化に走るなら、断固阻止しなければなりません。
 そろそろハッピーエンドを迎えたいです。

 それからお知らせを一つ。
「<佐藤優現象>に対抗する共同声明」
 佐藤氏は名うての親イスラエルで、先のガザ侵攻も全面支持しました(例えば「【佐藤優の地球を斬る】「反イスラエル」強い 日本のメディア 配信元:SANKEI EXPRESS 2009/03/09 11:42」)。『週刊金曜日』はイスラエルの侵略を批判していますから、にもかかわらず佐藤氏の親イスラエルぶりに触れないのは明らかにおかしい。
 ただ、佐藤氏の起用を止めろという主張には、本当にそれでいいのかな、とも思います(当然、佐藤氏が金氏に圧力を掛けた非は糾弾されなくてはなりませんが)。私見では、黄文雄氏や桜井誠氏に記事を書かせても、それはそれで構わないと思います。
 問題は、明らかに雑誌の立場に敵対する人物に好きに記事を書かせるだけで、当然読者から起こりえる批判をまともに扱おうとしない部分にあると考えるからです。
 そういうわけで、今のところはこういう声明があると紹介するに留めます。

 そういえば、例の人種差別団体・在特会が、案の定暴力に打って出ました(「左翼がボコボコ 2009/9/27」)。
 むじん氏も指摘していますが(「2009-09-30 ■[あれこれ]異常事態に対してCommentsAdd Star」)、排外主義反対と主張する事に、勇気が要る状況になってしまっているのが恐ろしい。
 と同時に、在特会が狼藉を働くのを、心のどこかで期待している自分に気付き、愕然としました。絶対にあってはならない事なのに。
 これは絶対に他人事ではなく、人種差別主義者から、私たちに売られた喧嘩なのです。

2009/9/16 臨時の一面、壁紙追加しました。『五月倶楽部2』のキャラクターにして、弊サイトイメージキャラ(?)の村雨恭子さんです。
 少し時季外れですが、万歳させる事が出来て、感無量です。まだ盗聴法廃止は達成されてはいませんが、少しくらいはしゃいでもいいでしょう。
 彼女のような人々が、元気でいられる未来にしなければ…。

 そして今日、鳩山由紀夫氏が首班指名されます。
 何はともあれ、民社国連立政権の始まりです。

2009/9/10 やっとパソコンも復旧しました。この大事な時に、読者の皆様にご迷惑を掛けて申し訳ありませんでした。
 自公政権の終焉が決定し、自民党は史上初めて、衆議院の第一党を失いました。そして、形の上では盗聴法反対派が衆参の多数を握りました。
 しかし、郵政選挙の時の、自民以上に民主の一人勝ち。翼賛選挙を除けば、憲政史上最高の308議席。マスコミの事前予想では330人全員当選さえあり得るといわれ、それに比べれば少なく見える程です。小選挙区制の特性が、またしても現れました。
 しかも、比例区でも民主に票を集中し、小政党は軒並み票を減らしています。そして、みんなの党が思いの外善戦し、数少ない第三極票を吸い取りました。みんなは北海道、中国、四国で候補擁立を見送ったのに、比例票が社民と肩を並べたのはただ事ではありません。与野党伯仲状況だったら、厄介な存在になっていました。
 何より、保坂展人氏が落選してしまった事、そして与謝野馨氏を始め、盗聴法推進の立役者が、自民惨敗の中でもかなり生き残った事が、私の喜びを半減させています。
 まだまだ、前途は多難です。

 それにしても、産經新聞社会部のTwitterには笑えました。「民主党さんの思うとおりにはさせないぜ。これからが、産経新聞の真価を発揮するところ。」は、産經の姿勢を表しただけで、別に問題とは思いません。しかし「産経新聞が初めて下野なう」(なう=now。つまり「今、産経新聞が初めて下野」。Twitterでよく使われる言い回しという)は、みっともない事この上ありません。自分が、自公政権の与党気取りでいたわけですから。
 産經がその時々の論調として、自公政権を擁護するのは、それはそれでいいのです。しかし、自公の身内のつもりでいるようでは、操觚者として終わっています。
 ちなみに、自民党は1993〜1994年にも下野していましたが、恐らくこの記者は、まだ産經に入社していなかったのでしょう。

 さて、更新情報です。
 「国政選挙情報・裁判官国民審査結果」を更新し、2009年第45回総選挙情報の全ページを更新しました。データの間違いを修正し、開票結果を載せました。
 さっきも書きましたが、全国的な民主党圧勝にもかかわらず、盗聴法推進の立役者はまだまだ残っています(民主党の小澤氏もその一人なのですが…)。盗聴法廃止を、一日も早く現実のものとしなければなりません。



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