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http://sukiyakinabe.sakura.ne.jp/renewal.htm
を御覧下さい。

2012/12/18 第46回衆議院議員総選挙、第21回最高裁判事国民審査が終わりました。
 総選挙は予想通りの自民、公明両党の圧勝。郵政選挙の時は理不尽な思いと怒りを覚えましたが、今回は民主の自滅があまりにも明らかなので、案の定知ってた。という気分でした。
 しかし、民主の負けっぷりは流石に予想を超えていました。選挙前に既に230議席と過半数を割っていましたが、当選は57議席と1/4近くへの激減。日本憲政史上、選挙でこれほど多くの議席を失った政党は初めてです。
 一方、維新が比例区で第2党に躍り出て、一気に51議席を得て予算案修正・内閣不信任案提出権を獲得しました。もし、選挙が来年になっていれば、さらに候補を揃えていた維新が間違いなく第2党に躍り出ていた事でしょう。また、みんなも8から18と議席を伸ばしました。
 そして、共産は1議席減の8議席ですが全国的に得票減に歯止めがかからず、社民に至っては5→2。九州以外の議席を全て失い、全国政党としての体裁さえ怪しい結果となってしまいました。また、小澤一郎氏、嘉田由紀子氏らによる日本未来の党も61から9への惨敗でした。
 自民は、比例区では55→57と、2議席しか回復していません。しかし、小選挙区では民主が見限られ、維新、みんな、未来とも、特殊に強い地盤を除いて自民を凌ぐほどの力は無く、まして共産は力不足でした。手堅く結束を維持した自公が、各党を各個撃破した結果になりました。
 郵政解散の時は、今から思えばおままごとのようなものでした。小選挙区比例代表並立制の魔術が、今回ほどはっきり現れた選挙は無いでしょう。

 こうして、盗聴法推進が明確な、自民、維新、公明3党で、実に379議席と8割近くを占めました。公明は改憲には慎重とは言え、これらの党は国家主義的改憲を公約にしている事でも共通しています。加えて、無所属の5議席は全員保守系で、松原仁氏、小澤一郎氏や亀井静香氏と言った他党の盗聴法推進議員を含めると、賛成派は8割を超えます。そして、小澤氏や亀井氏がまだしも穏健な方になったのですから世も末です。
 そして、民国政権への批判票が左、盗聴法廃止派には全く流れず、維新、みんな、未来といった右翼、保守政党に回るか、あるいは選挙に行かず棄権した事になります。
 総選挙の投票率は59.32%(小選挙区)、59.31%(比例区)と、史上最低でした。前回より9.96%pointの激減で、実に1000万人以上が「寝て」しまった事になります。
 民主の保守化が進む現状では、盗聴法廃止には共産、社民の活躍、あるいはまだしも穏健保守のみんなに期待するしか無いのですが、結果はご覧の通りです。ことに、社民は福島党首の更迭どころか、解党の危機です。

 これは全く私が怠けていたせいなのですが、国会では去年頃から、自民・平沢勝栄氏(東京17区)、公明・大口善徳氏(比例 東海)、そして民主政権では松原仁(東京3区)・国家公安委員長(当時)らによって、にわかに盗聴強化に向けた論議が活発になっていました。その事を選挙前にほとんど注意喚起出来なかったのは、痛恨の極みです。ごめんなさい。
 もちろん、平沢氏と大口氏は今回の選挙では楽勝でしたし、松原氏も選挙区では石原宏高氏(自民)に敗れましたが、比例区当選しました。
 なお、石原氏は兄の伸晃氏、そして父の慎太郎氏も当選したため、親子で3人が同時に代議士になったという、これも凄まじい話です。

 このままでは、反対派は十分な反論をする機会も無いまま、盗聴強化、そしてさらなる言論統制法が国会を通りかねません。
 あまりの結果に、オチが付けられません…。

 では、更新情報です。
 「盗聴法シリーズ10回を更新し、第46回総選挙の結果を掲載しました。

 「最近の出来事」の「2012年・第46回衆議院総選挙 薦める理由と落選運動の理由」で、民主党公認で東京8区から立候補した円より子氏(落選)が、以前に参議院議員を落選していた事を忘れていました。訂正してお詫びします。

2012/12/15 「最近の出来事」に「2012年・第46回衆議院総選挙 薦める理由と落選運動の理由」を追加しました。皆様、明日は選挙に行きましょう。

2012/12/15 いつの間にかもう明日が投票日。第46回衆院選は、このまま行けば盗聴法賛成派がまた大勝する勢いです。小選挙区制の魔術…。ああ、時間が足りない!

 では、更新情報です。
 「盗聴法シリーズ10回を更新し、第46回総選挙情報を掲載しました。

2012/12/8 更新情報です。「盗聴法(通信傍受法)に関する調査 第46回衆議院議員総選挙立候補政党・政治団体編」に、日本維新の会からの回答を追加しました。
 調査にご協力いただき、ありがとうございました。

2012/12/7 マスメディア各社の、総選挙序盤情勢記事が出て来ました。今のままならば自民党圧勝、公明党も前々回並みに回復し、民主党惨敗。第三極は維新の会躍進、みんなは善戦、未来は苦戦。そして共産党は現状維持、社民党は壊滅的惨敗。それ以外は新党大地は1人だけ、国民新党と新党日本は1人も危ないという感じで、新党改革、幸福実現党その他は議席に届かない見通しです。…今のままならば。

 では、更新情報です。「盗聴法(通信傍受法)に関する調査 第46回衆議院議員総選挙立候補政党・政治団体編」に、日本共産党からの回答を追加しました。
 調査にご協力いただき、ありがとうございました。

2012/12/5 更新情報です。「盗聴法(通信傍受法)に関する調査 第46回衆議院議員総選挙立候補政党・政治団体編」を更新しました。
 みらい党より頂いた、回答できない旨の返信を掲載しました。

2012/12/5 4日、第46回衆議院議員総選挙が公示されました。最終的に、18の政党・政治団体が公認候補を擁立。自由民主党、日本共産党、そして現与党の民主党が過半数を上回る候補を立て、続いて日本維新の会、日本未来の党、みんなの党、幸福実現党、公明党、社会民主党、新党大地、国民新党、新党改革と続きます。新党日本、アイヌ民族党、世界経済共同体党、安楽死党、当たり前党、二十一世紀日本維新会はひとりだけの擁立です。これに無所属を加え、1504名が参戦しています。
 公示前に擁立の動きを見せていた沖縄平和クラブ、新党今はひとりは無所属としての立候補となり、みらい党は擁立を断念しました。
 以降、アンケートは公職選挙法に則り、投票終了まで論評を交えず粛々と更新します。政党・政治団体の皆様、回答をお待ちしています。

 では、更新情報です。「盗聴法(通信傍受法)に関する調査 第46回衆議院議員総選挙立候補政党・政治団体編」を更新しました。
 候補擁立を見送ったみらい党より、回答できない旨の返信をいただきました。お知らせありがとうございました。

2012/12/2 11月16日に衆議院が解散して、早くも2週間が経ちました。新党が浮かんでは消え、と政局を見ているうちにもう明後日には公示日です。
 …今回は、ゲーム『Emperors SaGa』に時間を取られていたり、鼻のアルゴンプラズマ凝固術を受けたりしたせいもありますが、特に前者は論外ですねごめんなさい。

 例によって、立候補全政党・政治団体への盗聴法(犯罪捜査のための通信傍受に関する法律)アンケート、今回もやります。といっても日が無いので急がなければ。
 今回立候補の動きを見せている政党・政治団体は18党。五十音順に、一気に行きます!
 アイヌ民族党安楽死党幸福実現党公明党国民新党社会民主党自由民主党、新党今はひとり、新党改革新党大地新党日本世界経済共同体党日本維新の会日本未来の党日本共産党民主党みらい党みんなの党 (12/3追記:安楽死党を追加しました)

 その前に、11月の盗聴法関連記事です。
 総選挙を睨んで、小川洋福岡県知事、北橋健治北九州市長をはじめ、盗聴強化に向けた福岡県首長の動きが活発化しています。

時事通信社「北朝鮮軍、一時臨戦態勢=先月の非難ビラ中止直前−韓国紙(2012/11/03-10:51)
『中日新聞』2012年11月4日号朝刊 辻渕智之(元記事:『韓国日報』)「【国際】 「砲撃準備完了」北が交信 韓国軍が傍受ビラ散布中止」(2013/6/20追記:この記事へのリンクが正常に張られておらず、また下の記事へのリンクに『中日新聞』の表題で案内してしまいました。謹んでお詫びし、訂正させていただきます。また、6/20時点で、どちらの元記事もリンク切れになっています。本当に、申し訳ありませんでした)
北朝鮮の攻撃準備を察知か ビラ散布阻止で韓国軍 - MSN産経フォト
マイナビニュース「キーウェア、スマホのアドレス帳不正流出/不正Wi-Fi防止の情報漏えいアプリ [2012/11/16]
『東亜日報』「政治 北朝鮮、金浦・江華島・西北島嶼で携帯と無線機を盗聴 NOVEMBER 16, 2012 09:06
共同通信社「北朝鮮が黄海周辺で盗聴 韓国軍分析、140キロ範囲」(上記『東亜日報』の又聞き)
SankeiBiz 遠藤良介「露から消えた米国系ラジオ局 傍受と妨害の時代は過去に 2012.11.18 15:20

『大分合同新聞』「暴力団の通信傍受要件緩和を要請 [2012年11月19日 19:05]
共同通信社「暴力団の通信傍受要件緩和を要請 福岡知事ら 2012/11/19 19:05
『世界日報』「社説 2012年11月19日 刑事司法改革/捜査手法を抜本的に見直せ
『読売新聞』「暴排の法整備要請、福岡知事ら官邸などに (2012年11月20日 読売新聞)

『産經新聞』「三沢基地「象のオリ」来年撤去 米軍の巨大アンテナ 2012.11.21 16:17
THE WALL STREET JOURNAL Amit Agarwal「 電子メールの傍受を阻止する方法 WiFiでもこれなら安全 Digits−テクノロジー分野のニュースと分析 2012年 11月 22日 19:19 JST」(公開7日-14日は会員限定記事、無料)
『神戸新聞』「11/26 12:59 盗聴目的で民家に侵入容疑、男を逮捕 加西署

『産經新聞』 内藤泰朗「言論の自由か、規制か 調査委勧告へ 英の電話盗聴事件 2012.11.28 18:49
『産經新聞』 内藤泰朗「自主規制機関の創設を 英大衆紙の電話盗聴事件で調査委が勧告 2012.11.30 00:00
『朝日新聞』「2012年11月30日1時22分 英調査委「新聞社の監督機関設置を」 盗聴事件検証」(全文は会員登録必須)
日本放送協会「英 独立したメディア規制機関を提言 11月30日 4時9分



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